先日生後10ヶ月の赤ちゃんを含めた家族3人で海外旅行に行ってきました。行き先は大好きなパリとロンドンです。飛行機でパリ(シャルル・ド・ゴール空港)へ行き、パリのホテルで2泊、3日目にユーロスターでロンドンへ行き1泊する。また戻って帰国日までパリで過ごすというスケジュールです。
もちろん0歳の息子は海外に行くのも飛行機に乗るのも初めてです。念入りに準備をして、実際に私たちが想像していたよりは上手く行ったと思います。準備した内容を紹介しようと思います。
①持ち物の選別
②現地での時差ボケ予防(息子の睡眠時間の調節)
③座席指定とバシネット予約
④飛行機の出発前に空港でやっておくこと
⑤実際機内でどのように過ごしたか
こちらについてお話ししようと思います。
まず初めに
詳しいフライトの内容
往路 羽田空港
22:10発(フランス15:10)→06:10着(日本13:10)
復路 シャルル・ド・ゴール空港
22:00発(日本5:00)→18:30着(フランス11:30)
また時差は日本とフランスで7時間、フランスとイギリスで1時間あります。
私はこれだけだと良くわからなかったのでスマホにメモをしておきました。
これでなんとなく機内での過ごし方が分かってきました。
また息子の成長の様子について
・ハイハイは素早くお手のもの
・つかまり立ちも大得意でブーム
・抱っこすると降りて歩きたいと怒る(前向き抱っこ紐なら少しもつ)
・大人の膝の上や椅子の上で静かにしていることはできない
・ベビーカーも降りたい
・その場で止まっているとつまらないと言って怒る
・体力がある
・まさに男の子で力がすごく強い
・意味のある言葉は喋らない
・おもちゃはすぐ飽きる
・触ったこと、見たことがないものが大好き
・人見知りはしない(人がいても泣きませんニコニコします)
というところからも見えるように、飛行機で静かにしていられる気がしませんでした。
①持ち物の選別
こちらについては前回のパッキングの記事でどのようなものが使えて、どのようなものが使えなかったか紹介していますので、ぜひご覧ください。
ちなみに生後10ヶ月の息子は前置きにも書いたように、おもちゃで静かに遊んではくれません。また、普段さわれないものが好きなので、家から持って行ったおもちゃはオーボールだけでした。飛行機の中では持って行ったタッパーや機内でもらえるイヤホンや紙コップで遊んでいました。また、それで十分でした。
ティッシュを破いて楽しんでいます
こちらは除菌シート
水の入ったペットボトル
そのときのブームがあるみたいですね
②現地での時差ボケ予防(息子の睡眠時間の調節)
まずは息子が現地でいつも通り元気に過ごしてもらうことが最優先でした。時差ぼけの状態で旅行するのはかわいそうなので前もって睡眠時間を調節し、回避しました。
私たちは息子のごはんと睡眠の時間を「ぴよログ」というアプリで記録しています。なのでそれを参考にしつつお話ししたいと思います。
以下は睡眠時間をどのように調節したかとその結果になります。
息子の普段の睡眠について
時差対策で立てた睡眠スケジュールとその結果
現地での息子の睡眠
帰国後1週間の息子の睡眠
こちらが計画とそれを実行した結果になります。行きの飛行機はちょうど寝る時間で、到着すると朝になるので現地でも問題なく過ごすことができました。普段より寝る時間が遅いのでギャン泣きリスクになると思いましたが、出発前に少しずつ睡眠時間をずらすことで回避できました。
現地では環境が異なるので連続しての睡眠は短くなりましたが、日中本当に元気で楽しそうにしてくれていました。
帰りの飛行機では日本での時差対策をしようとすると機内ではずっと起きていなければならないスケジュールになってしまいます。息子はまだ機内で静かに過ごすことはできないと思ったのでフランス時間のまま寝かせてしまいました。そのため日本では時差ボケで夜中覚醒してしまいましたが、本人はとても元気でそれに大人が付き合うという感じでした。
③座席指定とバシネット予約
また機内を快適に過ごすために航空券を取る際にやったことがこちらです。お金があればビジネスクラスやプレミアムエコノミーを選択したいのですがそんな余裕はもちろんありません。私たちはエールフランスで行ったのですが(サービスや食事は日本の航空機の方が良いと思いますが予算上こちらです)座席をエコノミークラスの最前列にしてもらいました。追加料金は1席5000円ほどだったと思います。そこにしてよかったことは
・バシネットが付けられる(体重クリアしていて他に使う子がいなければ)
・足元が広い(迷惑にならない程度に子どもを遊ばせられました)
・足を伸ばして壁につけられる
・少しだけ早く飛行機から降りられる(同じ場所にずっといると息子がぐずるので)
※映画は見にくいですが、見る余裕がないので問題なし
こちらがバシネットです。離陸後シートベルトサインが取れると壁に装着してくれます。離陸前にCAさんに体重を聞かれました。こちらが使えるのは10kg未満でしたが息子は9.8kgでぎりぎりでした。それよりも月齢の小さな子がいると早めに予約していても使用できないと聞いたことがあります。
また、シートベルトサインが点灯しているときはバシネットに入れてはいけません。大人の膝の上にシートベルトをつけて乗せなければいけないので、これがとても大変でした。もちろんCAさんも見にきます。行きの飛行機では点灯し困ってあたふたしているうちにまた消えたので事なきを得ました。帰りは頻繁に点灯したため私の膝の上で寝かせました。私は眠れませんでしたが、息子はそのまま爆睡でした。ギャン泣きされなかっただけ良かったと思います。
④飛行機の出発前に空港でやっておくこと
それはとにかく出発前に空港内でたくさん遊ばせて疲れてもらうことです。まだ飛行機の中で静かに遊ぶことができない年齢なので、疲れてぐっすり寝てくれることが大事でした。羽田空港国際線旅客ターミナル内にはキッズスペースは2箇所ありますが、私たちは145-146ゲート付近のキッズスペースで遊びました。
大きな富士山が特徴的な綺麗なキッズスペースです。
プロジェクターによる床への映像投影もありました。
他の国の子ともコミュニケーションをとっていて楽しそうでした。
そして、周りにも大人が座れるように長い椅子があるので大変便利でした。
出発ゲート付近で搭乗直前まで遊んでいました。夜便で人が少なかったので良かったです。(この後手足消毒してます)
子ども連れは優先搭乗できるのですが、じっとしていられないと思ったのでぎりぎりまでこの場所にいました。
とても楽しそうでした。
⑤実際機内でどのように過ごしたか(耳抜きについても)
ここまでで機内でどのように過ごしていたのかなんとなくわかったと思いますがもう一度お伝えしたいと思います。
まずは耳抜きをどうするかを考えました。赤ちゃんは自分で耳抜きができないのですが、ミルクを飲ませたり、食べ物を食べさせたり、おしゃぶりをさせたりすることで可能になります。もちろん寝ているときはそのままで問題ないそうです。
私たちは離陸前に寝てくれるのではと期待していましたがそんなことはありませんでした。また離陸のときは大人の足の上でシートベルトをして前を向かせなければいけないので、息子の場合はそれどころではなかったです。それなので途中までお菓子をあげていました。
しかし機内が暗くなると泣き始めて食べるのをやめてしまいました。
おしゃぶりもできないので最終手段のミルクにチェンジ!
なんと飲みながら寝てくれました。
飛行機が安定し機内が明るくなったのでバシネットに入れましたが、そのまますやすや寝てくれていました。おかげで私たちは機内食をゆっくりいただくことができました。
たまにミルクで泣いたのですぐに授乳し、飲み終わるとすぐに寝ました。普段の夜間の睡眠と同じ状態でした。ただミルクの量が増えたので予備のミルクを使用してぎりぎりでした。着陸の3,4時間前に起きましたが、おしゃぶりとごはんのおかげで静かに遊んでいてくれました。
また機内のお手洗いですが、赤ちゃん用のオムツ替えスペースが小さいながらもついていたので使うことができて良かったです。
息子にとっては狭いこの場所も気分転換になる良い遊び場だったようです。
着陸のときは夫の膝の上で寝てくれたので問題なしでした。
そして帰りの飛行機は出発ゲートが変更になりキッズスペースのない端っこのゲートになってしまいました(フランス帰りあるある)それなのでゲート前の人がいないスペースで遊ばせていました。
楽しそうに走り回っています。
ズボンも履かせてくれません(笑)空港内がとても暑かったので仕方ないと思います。エアコンかかってます?というくらい
大人も必死に(?)遊びます
こんなに遊びましたが、離陸前の機内でも息子は元気いっぱい
向かいのフランス人のおじさんに構ってもらってご機嫌
そして除菌シートを投げて遊ぶ
シートベルトをつけてくださいとのことで今のところはくつろいでいて順調
バナナのフリーズドライを食べながら足を広げる子
離陸が近づきバナナも飽きてきたのでミルクへ
まだ目がぱっちり
ミルクを飲まなくなったのにまだ離陸しないと焦る私たち。あげるのが早すぎました。タイミングが難しい!!でも目を擦って眠そうにしている…
おしゃぶりをあげてトントンしていると寝ました…!!!あとは祈るばかり
シートベルトサインが消えてやっとバシネットに置くことができました。爆睡です。口があいてます。
何度もシートベルトサインが点灯し私の膝の上でずいぶん寝ていました。私はぜんぜん眠れませんでしたが、泣かれずに済んで良かったです。
機内食も楽しめました。と思いきや途中でシートベルトサインがつきCAさんから抱っこしてくださいとすぐ言われました。もう少し食べたい(歩いている人もいるし)とそのままにしていたらまたCAさんに注意されてしまいました。やはりこどもが寝てくれても、機内食は食べられないと思っていた方がいいですね。
その後別のサインがついたときには息子がちょうどギャン泣き寸前。その後無事に夫が寝かしつけてくれました。
そして起きたときには元気いっぱい!
ご機嫌でニッコニコな息子は天使です!(というより仏様)
着陸の前はフリーズドライのバナナを食べました。
もういらないようですがおしゃぶりをして袋で遊びながら着陸!無事に帰国することができました。その後時差ボケで夜中の息子の遊びに付き合うこと4日。ちゃんともとのリズムに戻りました!
私の中では帰国後の夜間覚醒がつらかったですが、本人はずっと楽しそうに過ごしてくれたので本当によかったと思います。赤ちゃんと一緒の海外旅行は一生の宝物になりました。ここまでお読みいただき誠にありがとうございました!!!